2018年04月25日

宿のオヤジに薦められた通り夜の寺院巡りに出かけた、感動した。

滞在先のオヤジから薦められた。

「イスルムニヤ精舎」は昼間行ってもいいけど。
「スリーマハー菩提樹」と「ルワンウェリ・サーヤ大塔」は夜暗くなってから行った方がいいと言う。

良ければ車で送って行くと言ってくれた。
最近海外で親切にされると、どうも疑心暗鬼になってしまう。

でも小さな決心をして、お願いした。

約束した6時に玄関で待った。
スリランカの6時はだんだん暗くなる時間だ。
マレーシアのように7時になっても明るいなんてことはない。

約束通り車で送ってくれた。
着いてから、回るルートも丁寧に教えてくれた。

まずは「菩提樹」。
紀元前3世紀にインドのアショーカ王の王女がブッダガヤの菩提樹の分木をここに運び、当時の王が植樹したものだと言われている。

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すっかり日も暮れてきて、菩提樹もライトアップされている。

驚いた。
観光客はほとんどいない。

白装束を身にまとった敬虔な参拝者ばかりだ。
白い服を着てきて正解だった。

参拝者の方が我々にお供えする花や果物を分けてくれる。
生まれてこの方宗教心を持ったこともないのに、実に申し訳なくなってくる。

あちこちでみんな真剣に手を合わせている。
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私も日本に戻ると、まず浅草寺にお参りに行く。
今回も無事日本に戻って来れましたとご報告に行く。

でもこの姿をみると、そうじゃないんだなあと心底思った。
と同時に、こんな時間に観光に来ちゃいけないなとも思った。

ましてやカメラで撮るなんて。
いくらブロガーの悲しい性だとはいえ。

続いて向かったのは、「ルワンウェリ・サーヤ大塔」。
教えてもらった通りに行くと、「菩提樹」からは整備された道が続いている。

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街灯に照らされた道は実に神秘的だ。
参拝の時はみんな裸足だ。

当然我々も裸足になった。
いくら宗教心がなくてもここで靴ははけない。

やがて「ルワンウェリ・サーヤ大塔」が見えてくる。
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これまたライトアップされていて、言い表せないような美しさだ。
ここにもたくさんの白装束をまとった参拝者が大勢いる。

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写真など撮ってる輩は1人もいない。

次の日の朝、旅立つ時に宿のオヤジにお礼を言った。
あの時間に行って本当に良かったと。
連れて行ってくれてありがとうございましたと。

固い握手をして別れた。
疑心暗鬼になった自分が恥ずかしかった。

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posted by kabumy at 00:48 | スリランカ | 更新情報をチェックする