「イスルムニヤ精舎」は昼間行ってもいいけど。
「スリーマハー菩提樹」と「ルワンウェリ・サーヤ大塔」は夜暗くなってから行った方がいいと言う。
良ければ車で送って行くと言ってくれた。
最近海外で親切にされると、どうも疑心暗鬼になってしまう。
でも小さな決心をして、お願いした。
約束した6時に玄関で待った。
スリランカの6時はだんだん暗くなる時間だ。
マレーシアのように7時になっても明るいなんてことはない。
約束通り車で送ってくれた。
着いてから、回るルートも丁寧に教えてくれた。
まずは「菩提樹」。
紀元前3世紀にインドのアショーカ王の王女がブッダガヤの菩提樹の分木をここに運び、当時の王が植樹したものだと言われている。
すっかり日も暮れてきて、菩提樹もライトアップされている。
驚いた。
観光客はほとんどいない。
白装束を身にまとった敬虔な参拝者ばかりだ。
白い服を着てきて正解だった。
参拝者の方が我々にお供えする花や果物を分けてくれる。
生まれてこの方宗教心を持ったこともないのに、実に申し訳なくなってくる。
あちこちでみんな真剣に手を合わせている。
私も日本に戻ると、まず浅草寺にお参りに行く。
今回も無事日本に戻って来れましたとご報告に行く。
でもこの姿をみると、そうじゃないんだなあと心底思った。
と同時に、こんな時間に観光に来ちゃいけないなとも思った。
ましてやカメラで撮るなんて。
いくらブロガーの悲しい性だとはいえ。
続いて向かったのは、「ルワンウェリ・サーヤ大塔」。
教えてもらった通りに行くと、「菩提樹」からは整備された道が続いている。
街灯に照らされた道は実に神秘的だ。
参拝の時はみんな裸足だ。
当然我々も裸足になった。
いくら宗教心がなくてもここで靴ははけない。
やがて「ルワンウェリ・サーヤ大塔」が見えてくる。
これまたライトアップされていて、言い表せないような美しさだ。
ここにもたくさんの白装束をまとった参拝者が大勢いる。
写真など撮ってる輩は1人もいない。
次の日の朝、旅立つ時に宿のオヤジにお礼を言った。
あの時間に行って本当に良かったと。
連れて行ってくれてありがとうございましたと。
固い握手をして別れた。
疑心暗鬼になった自分が恥ずかしかった。
もう少し信じる事も大事なのかもしれない。⇒ ポチッ
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