それは緑一色のジャングルのなかに忽然と姿を現す。
驚くのはこの頂上に王宮が建設され、王が暮らしていたことだ。
こんな岩山の頂上に、何故に王宮を作る事になったのか。
真剣に話せば長くなるので、超大雑把に書くと。
弟に王位を継承されてしまう恐れを抱いた腹違いの兄が、王の父親を殺して自分が王位についてしまう。
そして弟の復讐を恐れて、この岩山の頂上に王宮を作って逃げ隠れた。
結局は、インドに亡命していた弟に11年後に攻め込まれ、自害してしまう。
ここが王宮だったのはたった11年でしかなかった。
簡単に書き過ぎたけど、いろいろと考えさせられる話だ。
さて頂上の王宮遺跡に立った時どんな気持ちになるのだろうか。
いよいよ登り始める。
ハッキリ言って午前中のダンブッラの石窟寺院の筋肉痛がまだ残っている。
ブログ的には3日前だけど、現実は数時間前のことだ。
夕方からの登頂を勧められたけど、正解だったみたいだ。
意外と混んでない。
ミラーウォールだ。
当時はピカピカに輝いていた。
漆喰を塗って、その上に卵白と蜂蜜を塗って磨き上げていたらしい。
何故にこんな壁が必要だったかというと、反対側に描かれた美しいシギリアレディを写し出すために必要だった。
残念ながら去年からこのレディたちは撮影禁止になってしまった。
写真を撮ったからといって、痛む訳でもないのに、どうしてなんだろう?
さっき歩いてきた道が遥か下に見える。
随分と登って来た。
やっとライオンテラスだ。
元々はライオンの顔もあったらしい。
いまは足しか残ってない。
ここまで来れば頂上までもう一息だ。
高所恐怖症の人にはちょっと辛いかも。
さあ最後のひと登りだ。
やっと頂上だ。
何とか登ってこれた。
まさにここが王が暮らしていた場所だ。
それにしても、こんな攻め込まれるはずのない岩山の頂上に暮らしていて。
いつ攻めて来るかと怯えながらの11年間ってきっと長かっただろうな。
私もマレーシアに来て、もうすぐ11年だ。
いつ”日本に帰りたい病”が発症するか、怯えながらの11年だった。
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