2014年01月16日

「深夜特急96'熱風アジア」懐かしさいっぱい。

昨日、「深夜特急」のことを書いた。

こんなバックパッカー向けのマイナーな話なんか、つまんないだろうなと思っていた。
やっぱり人気はなかった(笑)。
可哀そうに

意地になってるわけじゃないけど、このまま終わる訳にはいかない。
何を言ってるのか、よく分からない。

この「深夜特急」は、筆者の沢木氏自身の旅行体験に基づいた小説。
もう30年近く前の出版だけど。

香港 − マカオ − バンコク(タイ) − マレーシア − シンガポール − カルカッタ(インド) − ブッダガヤ(インド) − ベナレス(インド) − カーブル(アフガニスタン) − テヘラン(イラン) − アンカラ(トルコ) - イスタンブル(トルコ) − ギリシャ − イタリア − スペイン − ポルトガル − パリ(フランス) − ロンドン(イギリス)をバックパッカーとして旅をする。

バックパッカー達のあいだでは、バイブル的な本だった。
偽バックパッカーの私も、いまだに大事にしまってある。

そういえば、昔、「電波少年」というテレビ番組で、この小説をモデルに「ヒッチハイクの旅」を猿岩石がやっていたなあ。
よく見ていた。
見ては、行きたくなって、旅行を繰り返していた。

大沢たかおの主演でテレビドラマになった。
96'に「熱風アジア編」、97'に「西へ!ユーラシア編」、98'に「飛光よ!ヨーロッパ編」が放送された。

ビデオに撮ったものを何度も見ていた。
特に「熱風アジア編」が好きだった。
いまでも古びたVHSが、東京の貸倉庫に眠っている。

見たくなった。
どうしても見たくなった。

You Tubeに見つけた。


う〜〜、懐かしい。
そして、そのマレーシアに住んでいる自分が、ちょっと不思議だ。

でも、やっぱり人気ないかな
posted by kabumy at 12:12 | TrackBack(0) | 日々の暮らし | 更新情報をチェックする

沢木耕太郎の「深夜特急」は、バイブルみたいなもの

本を読むのが好きで、日本人会の図書室に、良く借りに行く。
今日、何となく書架を眺めていたら、「沢木耕太郎」氏の名前が目に入った。

探したらあった。
my3429.JPG

深夜特急。
私にとって、この本はバイブルに近い。

この本に出会ってなかったら、私は今、マレーシアには いなかったかもしれない。
ここ クアラルンプールに 一番最初にやってきた時も、バンコクからシンガポールまで マレー鉄道で南下している途中だった。

本当に、お金がなかったせいもあるけど。
わざわざ選んで、汚い宿に 泊っていたような気もする。
バックパッカー気分を 味わいたかったのだろう。

残念ながら、本当のバックパッカーには、なれなかった。
ちょっと年を取り過ぎていると、当時は思い込んでいた。
今思えば、臆病だったのだろう。

いまこうして マレーシアに住んでいても、どこか旅の途中のような 思いがあるのは、この本の せいかもしれない。
posted by kabumy at 02:17 | TrackBack(0) | 日々の暮らし | 更新情報をチェックする